Windows での Django のインストール方法

This document will guide you through installing Python 3.12 and Django on Windows. It also provides instructions for setting up a virtual environment, which makes it easier to work on Python projects. This is meant as a beginner's guide for users working on Django projects and does not reflect how Django should be installed when developing changes for Django itself.

このガイドの手順は、Windows 10でテストされています。他のバージョンでも手順は似ています。 Windows のコマンドプロンプトの使い方に精通している必要があります。

Python をインストールする

Django は Python の Web フレームワークなので、マシンに Python がインストールされている必要があります。執筆時点では、 Python 3.12 が最新版です。

あなたのマシンにPythonをインストールするには、 https://www.python.org/downloads/ を開きます。最新のPythonバージョンのダウンロードボタンが表示されるはずです。実行可能なインストーラをダウンロードして実行します。 "Install launcher for all users (recommended)" にチェックを入れ、"Install Now" をクリックします。

インストール後、コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行して、Python のバージョンが今インストールしたバージョンと一致するかどうか確認します。

...\> py --version

py is not recognized or found

Depending on how you've installed Python (such as via the Microsoft Store), py may not be available in the command prompt.

You will then need to use python instead of py when entering commands.

参考

詳細は Using Python on Windows ドキュメントを参照してください。

pip について

pip は Python のパッケージマネージャで、Python インストーラにデフォルトで含まれています。Python パッケージ (Django など!) のインストールとアンインストールに役立ちます。残りのインストールでは、 pip を使ってコマンドラインから Python パッケージをインストールします。

仮想環境の構築

作成する Django プロジェクトごとに専用の環境を用意するのがベストプラクティスです。Python のエコシステム内には、環境やパッケージを管理するための多くのオプションがあり、そのいくつかは Python のドキュメント で推奨されています。Python 自身にも環境管理のための venv が付属しています。

プロジェクトの仮想環境を作成するには、新しいコマンドプロンプトを開き、プロジェクトを作成するフォルダに移動して、次のように入力します:

...\> py -m venv project-name

これにより、'project-name'というフォルダーがまだ存在しなければ作成され、仮想環境が構築されます。環境をアクティブにするには、以下を実行します:

...\> project-name\Scripts\activate.bat

仮想環境がアクティブ化され、コマンドプロンプトの隣にそれを示す "(project-name)" が表示されます。新しいコマンドプロンプトを開始するたびに、環境を再度アクティブにする必要があります。

Django をインストールする

Django は仮想環境内で pip を使って簡単にインストールできます。

コマンドプロンプトで、仮想環境がアクティブであることを確認して、以下のコマンドを実行します:

...\> py -m pip install Django

これにより、Django の最新版のリリースがダウンロードされ、インストールされます。

インストールが完了したら、コマンドプロンプトで django-admin --version というコマンドを実行することで、Django が正しくインストールされたかどうかを確認することができます。

Django とともにデータベースをインストールするための情報については、 データベースを動かす を参照してください。

ターミナルのカラー出力

クオリティ・オブ・ライフ機能により、ターミナルに(モノクロではなく)色のついた出力が追加されます。最近の端末ではCMDとPowerShellの両方で動作するはずです。何らかの理由で無効にしたい場合は、環境変数 DJANGO_COLORSnocolor に設定してください。

古いWindowsバージョンやレガシー端末では、シンタックスカラーリングを有効にするには colorama 0.4.6 以上をインストールする必要があります:

...\> py -m pip install "colorama >= 0.4.6"

色の設定については シンタックスカラーリング を参照してください。

よくある落とし穴

  • どんな引数を与えても django-admin がヘルプテキストしか表示してくれない場合、Windows のファイルの関連付けに問題がある可能性があります。PATH に Python のスクリプトを実行するのに必要な環境変数が2つ以上設定されていないかどうか確認してください。2つ以上のバージョンの Python をインストールした時にこの問題が起こることがあります。

  • プロキシ経由でインターネットに接続している場合、コマンド py -m pip install Django の実行がうまくいかないかもしれません。コマンドプロンプトで、プロキシ設定用の環境変数を以下のように設定してください:

    ...\> set http_proxy=http://username:password@proxyserver:proxyport
    ...\> set https_proxy=https://username:password@proxyserver:proxyport
    
  • 一般に、Django は UTF-8 エンコーディングが入出力に使われることを想定しています。このため、システムが別のエンコーディングを使うように設定されていると、 問題を引き起こすかもしれません。最近のバージョンの Python では、 PYTHONUTF8 環境変数を設定することで、 UTF-8 エンコーディングを強制できます。Windows 10 では、システム設定の 言語 ‣ 管理用の言語の設定 ‣ システム ロケールの変更 にある ワールドワイド言語サポートで Unicode UTF-8 を使用 をチェックすることで、システム全体の設定を行うこともできます。

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