Django のインストール方法¶
このドキュメントを読めば、Django をセットアップして、起動することができます。
Python をインストールする¶
Django は Python のウェブフレームワークです。詳しくは どのバージョンの Python で Django が使えますか? を参照してください。
最新版のPythonを https://www.python.org/downloads/ もしくはOSのパッケージ管理ツールで取得してください。
Windows にインストールする
もし Windows を使っていてこれから Django を始めるなら、 Windows での Django のインストール方法 を読むとよいでしょう。
Apache と mod_wsgi
のインストール¶
もし単に Django を使って実験したいだけなら、このセクションは飛ばしてください。 Django には軽量 web サーバーが含まれており、テスト用にそれが使えます。本番環境にデプロイするときまで、 Apache をセットアップする必要はありません。
本番サイトで Django を使用する場合は、Apache と mod_wsgi を使用します。mod_wsgi は、埋め込みモードまたはデーモンモードの2つのモードのいずれかで動作します。埋め込みモードでは、mod_wsgi は mod_perl と似ています。つまり Apache に Python を埋め込み、サーバーの起動時に Python コードをメモリにロードします。コードは Apache プロセスの存続期間中、メモリに残ります。これにより、他のサーバー配置よりも大幅にパフォーマンスが向上します。デーモンモードでは、mod_wsgi はリクエストを処理する独立したデーモンプロセスを生成します。デーモンプロセスはウェブサーバーとは異なるユーザーとして実行できるため、セキュリティが向上する可能性があります。デーモンプロセスは、Apache ウェブサーバー全体を再起動せずに再起動できるため、コードベースの更新がよりシームレスになります。mod_wsgi のドキュメントを参照して、セットアップに適したモードを判断してください。mod_wsgi モジュールをアクティブにして Apache がインストールされていることを確認してください。Django は、mod_wsgi をサポートするすべてのバージョンの Apache で動作します。
インストール完了後の mod_wsgi の設定方法に関する情報については、Django を Apache と mod_wsgi とともに使うには? を読んでください。
何らかの理由により mod_wsgi が使えなかったとしても、心配はいりません。Django は他にもさまざまな開発オプションをサポートしています。そのうちの一つは uWSGI で、nginx と非常に上手く連携できます。さらに、Django は WSGI の仕様 (PEP 3333) を満たしているので、各種のサーバープラットフォーム上で動作することが保証されています。
データベースを動かす¶
DjangoのデータベースAPI機能を使用する場合は、データベースサーバーが実行されていることを確認する必要があります。Djangoは多くの異なるデータベースサーバーをサポートし、 PostgreSQL、MariaDB、MySQL、Oracle および SQLite を公式にサポートしています。
もしあなたが開発しているプロジェクトが小規模なものか、あるいは本番環境にデプロイしないプロジェクトなら、通常は SQLite が最もよい選択肢です。というのは、SQLite 用にサーバーを動かす必要がないからです。しかし、SQLite は他のデータベースと色々な点で異なります。そのため、もし何か重要なプロジェクトを作る場合は、本番環境で使うデータベースと同じものを使うことを推奨します。
公式にサポートされているデータベースの他に、 サードパーティ製のバックエンド もあります(これらを使うと、他のデータベースを Django から使えます)。
To use another database other than SQLite, you'll need to make sure that the appropriate Python database bindings are installed:
- もし PostgreSQL を使うなら、psycopg または psycopg2 パッケージが必要になります。詳細は PostgreSQL notes を見てください。
- MySQL や MariaDB を使うなら、
mysqlclient
のような DB API ドライバー が必要になります。詳細は MySQL バックエンドのためのメモ を見てください。 - SQLite を使うなら、 SQLite backend notes を読むと良いでしょう。
- Oracleを使用している場合は、 oracledb をインストールする必要がありますが、サポートされている Oracle と
oracledb
のバージョンの詳細については notes for the Oracle backend を参照してください。 - もし非公式のサードパーティ製バックエンドを使う場合、その他の動作要件についてはそのドキュメントを確認してください。
And ensure that the following keys in the 'default'
item of the
DATABASES
dictionary match your database connection settings:
ENGINE
-- Either'django.db.backends.sqlite3'
,'django.db.backends.postgresql'
,'django.db.backends.mysql'
, or'django.db.backends.oracle'
. Other backends are also available.NAME
-- The name of your database. If you’re using SQLite, the database will be a file on your computer. In that case,NAME
should be the full absolute path, including the filename of that file. You don’t need to create anything beforehand; the database file will be created automatically when needed. The default value,BASE_DIR / 'db.sqlite3'
, will store the file in your project directory.
For databases other than SQLite
If you are not using SQLite as your database, additional settings such as
USER
, PASSWORD
, and HOST
must be added.
For more details, see the reference documentation for DATABASES
.
Also, make sure that you've created the database by this point. Do that
with "CREATE DATABASE database_name;
" within your database's
interactive prompt.
もし Django の manage.py migrate
コマンドを使って自動的にデータベースのテーブルを作る (Django のインストールとプロジェクト作成のあとに) つもりなら、そのデータベースに対して Django が create table, alter table のパーミッションを持つ必要があります。一方、手動でテーブルを作るつもりなら、 Django に対して SELECT
、INSERT
、UPDATE
、DELETE
のパーミッションを与えます。これらのパーミッションを付与してデータベースユーザを作成したあと、プロジェクトの設定ファイルで詳細を指定することになります。詳細については DATABASES
を見てください。
データベースのクエリをテストするために Django の testing framework を使う場合、テスト用データベースを作成するためのパーミッションが Django に必要です。
Django コードをインストールする¶
インストール手順は特定ディストリビューションのパッケージ、最新公式リリースのダウンロード、最新の開発バージョンなど、インストール対象によって少し異なります。
pip
を使用して公式リリースをインストールする¶
これが Django をインストールするおすすめの方法です。
pip をインストールします。最も簡単なのは、スタンドアローンの pip インストーラー を使う方法です。もしディストリビューションにすでにインストール済みの
pip
があり、バージョンが古い場合は、pip をアップデートする必要があるかもしれません。古い場合は、インストールが機能しないためわかるはずです。venv を一読してください。このツールは隔離された Python 環境を提供します。隔離された環境は、システム全体にパッケージをインストールするより実用的です。また、管理者権限なしでもパッケージをインストールできます。チュートリアルへの貢献 は、仮想環境を作成する方法について説明しています。
仮想環境を作成してアクティブ化したら、次のコマンドを入力します。
$ python -m pip install Django
...\> py -m pip install Django
特定ディストリビューション向けのパッケージをインストールする¶
ディストリビューション固有のメモ を読み、プラットフォームやディストリビューションが公式の Django パッケージやインストーラーを提供しているかどうか確認してください。ディストリビューションが提供するパッケージは、依存関係や対応アップグレードパスの自動インストールが可能になることが多いですが、Django の最新リリースが含まれていることは稀です。
開発バージョンをインストールする¶
Django の開発をトラッキングする
最新の開発版の Django を使うことを決めた場合、開発タイムライン に十分注意を払い、次のリリースに向けたリリースノート を常に目を向けることをおすすめします。こうすることで、使いたくなるかもしれない最新の新機能や、手元の Django のコピーを更新するときに変更する必要があるコードを追いかけるのに役立ちます。(安定リリースでは、必要な変更の全てはリリースノートにドキュメントが書かれます。)
最新のバグ修正や改善を反映して、Django コードを定期的にアップデートできるようにしたい場合は、以下の指示に従ってください。
Git がインストールされていて、シェルからコマンドを実行できることをを確認する。(これをテストするには、シェルのプロンプトに
git help
と入力します。)次のように、Django の main 開発ブランチをチェックアウトする。
$ git clone https://github.com/django/django.git
...\> git clone https://github.com/django/django.git
これにより、ディレクトリ
django
が現在のディレクトリ内に作成されます。Python インタープリタが Django のコードを読み込めることを確認する。これを行う最も便利な方法は、仮想環境と pip を使用することです。コントリビューターのチュートリアル では、仮想環境の作成方法を説明しています。
セットアップして仮想環境を有効化した後、以下のコマンドを実行する。
$ python -m pip install -e django/
...\> py -m pip install -e django\
これにより、Django のコードがインポート可能になり、
django-admin
ユーティリティコマンドも利用できるようになります。言い換えれば、準備完了です!
Django のソースコードのコピーをアップデートしたいときは、django
ディレクトリ内で git pull
コマンドを実行してください。これを行うと、Git はすべての変更をダウンロードします。