Djangoをデプロイするには¶
Django にある非常に多くのショートカットはWeb開発者を楽にしてくれますが、サイトをかんたんにデプロイできなければ、これらのツールのどれも役に立ちません。 当初より Django は、デプロイのしやすさを大きな目標としてきました。
Django アプリケーションのデプロイには、アーキテクチャや特定のビジネスニーズに基づいて多くの選択肢がありますが、その議論は Django がガイダンスとして提供できる範囲外です。
Djangoはウェブフレームワークであるため、動作にはウェブサーバーが必要です。ほとんどのウェブサーバーはPythonを直接扱えないため、両者の通信を可能にするインターフェースが必要です。runserver コマンドは軽量な開発サーバーを起動しますが、これは本番環境には適していません。
Djangoは現在、WSGIとASGIの2つのインターフェースをサポートしています。
WSGI はウェブサーバーとアプリケーション間で通信するためのPythonの主要な規格です。ただし、同期的なコードしかサポートしていません。
ASGI は、Django サイトで非同期の Python 機能と非同期の Django 機能を使えるようにするための、新しい非同期フレンドリーな標準です。
また、アプリケーションの 静的ファイル をどのように扱うか、そして エラーレポート をどのように扱うかも考慮する必要があります。
最後に、アプリケーションを本番環境にデプロイする前に、 デプロイチェックリスト を実行し、設定が適切であることを確認してください。
